2月になっても寒い日が続いておりますが、皆様お元気でしょうか?
まだまだ寒い季節とは言え、今月4日には「立春」を迎え、暦の上では春となります。今月末頃になると、暖かい地域から順番にウグイスの初鳴きや梅の開花便りが届くようになり、少しずつ春めいた感じになってきます。
また2月は「梅見月」の異名もあり、奈良時代までは桜より梅の方が親しまれ、梅花を詠んだ和歌も多く残されています。特に有名なのは、菅原道真が大宰府に左遷される時、庭の梅に別れを惜しんだ歌です。
これは、「春の東風が吹いたら、また美しい花を咲かせておくれ、梅の花よ。ご主人様がいなくても、春に花咲くのを忘れてくれるなよ。」と言う意味になります。
そして、菅原道真を祀った全国の天満宮には多くの梅が植えられています。
中でも京都北野天満宮の梅苑には50種、約1500本の梅が咲き誇り、開花時期には一般公開されます。また、菅原道真の命日である2月25日には900年もの歴史を持つ「梅花祭」も開かれます。
冬の寒さもあと一息!冷気に花開く梅花から元気をもらい、今月も心身ともに健やかに過ごしたいですね。