身体の半分以上は水分でできていると言われますが、夏場は特に身体から水分が失われがちな季節になります。
汗をかく事で身体の水分量が減ってくると、血液が減少し、同時に血流も低下してきます。
すると、必要な栄養素が身体に行き渡らなくなる事で、集中力が散漫になったり、胃腸の働きが低下する事で、どうしても食欲不振になりがちです。
また骨や筋肉から電解質が失われる事で、脚がつったり、しびれたりする事もあります。
これがいわゆる脱水症状と呼ばれるものです。
また身体は水分不足になってくると、大腸内にある水分を過剰に吸収しようとする為、便が硬くなり便秘がちになると言われています。
つまり体内の不要な老廃物を外へ排泄する力が低下すると言う事になります。
本当の意味で健康に大切なのは、『身体の内部の循環』です。
常に新しいものを取り入れ、不要なものを出すと言うサイクルを大切に、1日2~3リットル程度のお水やお茶を小分けにして飲む習慣をつけていきましょう!
(但し、コーヒーやスープ・アルコールなどは水分としてカウントしませんので、ご注意下さい。)
また坂出整体院では、内臓やそれらに関連する背骨・肋骨を正しい位置へと戻す事で、胃や腸を正常な状態へと改善していく施術も行っております。
筋肉・骨格へのアプローチだけでは、どうしても取れにくい症状もあります。
そんな時に内臓調整は非常に効果的な手段となります。
胃の調子が悪い方やお通じが悪いと感じる方は是非ご相談下さい。
※ 豆知識コラム
水をたくさん飲む事で痩せやすくなると言った記事を見かけた事があるかも知れません。
これは、基礎代謝(何もせずじっとしていても、生命活動を維持する為に生理的に使われるエネルギー量)自体が増える訳ではありませんので、水だけで痩せるかと言えば、そうではありません。
ただ、先ほど述べたように腸に溜まった老廃物を無理なく外へ出すと言う『老廃物の代謝』『身体のサイクル』と言った視点から見ると、ダイエットには不可欠な要素であり、ある意味では正解と言う事になります。
では、1日にどれくらいの水をいつ飲めば効果的なのでしょうか?
老廃物を身体から追い出す役割をしている腎臓の状態にもよりますが、1日に2~3Lの水分を食事中や寝る前などに小分けにして摂取すると、老廃物の代謝には効果的です。
特に、夜の水分補給と排泄が重要になってきます。
具体的には、水・お茶・紅茶などを、食事の際に『一口食べてよく噛んでから、一口飲む』を繰り返すと、消化も良くなるので胃に負担をかける心配もありません。
また寝る前、夜中にトイレで起きた際と朝起きた時にコップ1杯の水分補給をする事で、体内に溜まった老廃物を排泄しやくなります。
そして、水には軟水と硬水があり、一般的にはミネラル分を多く含む硬水の方が良いと言われていますが、過剰に摂取してしまうと身体に不具合を発生させる恐れがありますので、市販で売られている国産の天然水がお勧めです。
軟水にもミネラルは含まれていますし、味も軟水の方が飲みやすいと思いますから、どちらかと言えば軟水の方が好ましいと思います。
以上、参考になりましたら幸いです。