前回から肩こりに関係の深い筋肉を紹介していますが、今回は肩を全体的に覆っている『三角筋』についてです。
この筋肉は、肩の関節を内側に縮めたり、外側に広げたりする働きがあります。
スポーツ(特にボールやモノを投げたりする競技)をする上では、背中や胸の筋肉と同様に重要な筋肉となってきます。
また日常生活でも、肘や腕をある一定の所まで上げて作業しないといけない仕事をしている人などは、特に痛めやすい筋肉になります。
例えば、工場で作業をしている人や歯医者さん・美容師さん、また家事で洗濯物を干す時なども常に三角筋は張って疲労している状態になっています。
この筋肉が緊張して硬くなっていると、肩や首に張りを感じたり、片方の肩が上がったような状態になってしまいます。
なので、まずは緊張を取るために肩を片方ずつ反対の手の平でさすってみましょう。
次に、片方の腕を身体の前へと伸ばし、反対の腕の肘を曲げ、胸に近付け肩関節周りの筋肉が伸びている事を体感します。
また、両腕を伸ばし、両指を組んで、出来る範囲で腕を前に伸ばしていくだけでも、三角巾は十分にストレッチされます。
この筋肉をトレーニングすると肩のラインがスッキリして、肩幅も出てくるので、顔やウエストとの対比でスタイルが良くみえたりもします♪
では、次回は『肩甲挙筋』の働きとストレッチ方法について解説していきます。