筋肉を大まかに分類すると、心臓を動かす筋肉である心筋・その他の内臓を動かす筋肉である平滑筋・そして、骨格筋の3種類に分かれてます。
ここでは、『コリ』や『筋肉痛』に大きく関わりのある骨格筋について説明していきます。
骨格筋は、全身に大小400コ余りあり、その総重量は体重のほぼ40%を占めていると言われています。
また形状は、両端が関節を介して異なった骨を繋ぐように出来ていて、図1のように真ん中の筋肉繊維が集まる部分(筋腹)と骨に接続する部分(腱)に分かれます。
そして、骨格筋は主に脳からの命令により伸縮する事で、関節を動かしています。
例)腕の曲げ伸ばし
腕は、図2のような筋肉の収縮運動が起こる事で曲げる動作を可能にしています。
この時、上腕二頭筋(力こぶ)は緩み、その裏側にある上腕三頭筋は引き伸ばされ、緊張状態にあります。
つまり筋肉は、身体の各部位(上下・左右・表裏など)でバランスを取る事によって、身体を連鎖的に動かしているのです。
(筋肉が付着している骨格に関しても同じ事が言えます。)
逆に、このバランスが崩れてしまうと、その部分に不調が出てくると言う事になります。
更に言うと、身体は本能的にバランスを取ろうとしますので、最初の歪みを補正する為に、第二・第三の歪みを作り出す結果になってしまう事もしばしばあります。
その原因を1つずつ見つけて、症状を改善していくのが当院での整体療法になります。
筋肉のバランスが整うと、血液の流れ(血行)が良くなり、全身に酸素・栄養素が行き渡るのと同時に、老廃物も綺麗に流れてくれます。
筋トレや体操などのトレーニングはこのような作用を促しているのです。
最後に体内に循環する水分・栄養素の質を高める為にも・・・
お茶や水などで水分を十分に摂取し、食事も出来るだけバランスの取れたものを食べるようにする、身体の固い部分を動かすようにするなどの努力が多少なりとも必要なのかも知れません。